トランス脂肪酸とは外食産業や健康に興味のある人たちではなく、一般的にも知られてきたキーワードで、植物油に水素を加え、固める時に発生する油です。
このようにトランス脂肪酸は天然に存在しない脂肪酸で、人工的に作り出されるもののため、体内において代謝されにくい性質を持っています。
多く摂取すると、心臓病や動脈硬化症の増加の危険性があるなどの研究結果がでていますが、トランス脂肪酸は日持ちが良いことから、加工食品やフライドポテトなどに多用されてきました。
マーガリンなどに含まれていることで話題になり、知っておられる方も多いかもしれません。マーガリンはバターなどより安価で、動物性脂肪のバターに比べて植物性脂肪のマーガリンのほうが安全との見方から、マーガリンを使用してきた方も多いです。
安価なために市販のクッキー、クラッカー、ケーキ、レトルト食品などに多用されており、私たちは1日にいくらかはトランス脂肪酸を知らず知らずのうちに摂取しています。
既に海外ではこのトランス脂肪酸が含まれた油の危険への認識が高まっています。
大手ファーストフードチェーン店の米国ケンタッキーフライドチキンでは、自主的にトランス脂肪酸を多く含む油の取りやめを行っていますし、ニューヨークでは人工添加物やトランス脂肪酸を含む食用油の使用が市内外食産業において全面禁止となりました。