高血糖や高血圧は単独でもリスクを高める要因でありますが、これらが多数に重積すると相乗的に動脈硬化性疾患の発生頻度が高まります。
リスクが重なっている状態は脂肪の割合が多い人によく見られ、「メタボリックシンドローム」と呼ばれるようになりました。
特に日本人は民族的特徴から、米国人よりこのメタボリックシンドロームに悪影響を受けやすいとされているため、2008年から実施されたメタボ健診は病気になる手前で、早期に健康状態を把握する目的を担っています。
健康診断の40~74歳までの中高年保険加入者を対象に、健康保険者に特定健診の実施を義務化し、メタボリックシンドロームの該当者、または予備軍と判定されたものに対して、特定保健指導を行うことを義務付けています。
5年後に成果を判定し、結果が不良な健康保険者には財政的なペナルティを課すことで、医療費の抑制も視野に入れています。
厚生労働省は中年男性の1/2がメタボリックシンドロームが発生していると考えているため、約2,000万人がメタボリックシンドロームと予備軍に該当します。